手術中に眼が動いてしまった場合に手術失敗などの心配はないの？

手術中には一点を見つめるようにと指示があるようですが、手術中に目が動いてしまわないか不安です。手術中に眼が動いてしまった場合に手術失敗などの心配はないのでしょうか？

最近ではアイトラッキング・システムと呼ばれる眼球の動きを認識し自動で補正するシステムを搭載している為、手術中に眼が動いてしまった場合にも的確に手術を行う事ができます。

眼は意識していても微妙に動いてしまいます。これまでのレーシック手術ではこの動きに合わせて医師が調整し手術を行っていましたが、最新の手術システムである“アイトラッキング・システム”と呼ばれる自動補正システムによって的確にレーザーを照射することが可能になっています。

アイトラッキング・システムやレーザーの精度の向上によって、レーシックで使用する角膜の屈折世調整するレーザー照射精度が向上し、これまで不可能だった複雑な乱視や強い遠視などに対しても矯正が可能になった事に加えて、レーシックの手術そのものの安全性が高まる結果となっています。

レーシックは最先端の技術を使用した非常に安心できるシステムで視力矯正を行う事が可能です。

手術中に目を動かしてしまう事での手術の失敗についてですが、アイトラッキング・システムでは、計器が検出できない程大きな眼の動きがあった場合にレーザー照射を自動的に停止するなどの安全装置があります。

これによって万が一、
手術中に地震がおきてしまう
目を動かしてしまう
などの不測の事態があっても安全に手術を行う事を実現しています。

このアイトラッキング・システムを搭載した手術器具は現在では多くの医院やクリニックで導入されています。

また手術中の“まばたき”に関してですが、手術中は目蓋が固定されていることから自力でまばたきをする事は出来ません。手術中は常に目蓋が固定されていますので“不意にまばたきをしてしまう”という心配はありません。

手術の時間ですが、レーザーなどでフラップを作る作業、レーザーを照射し屈折を調整する作業など一点を見つめなければならない時間は手術時間１０分〜２０分間のでも内数分程度の時間です。

手術では時間の１０分〜２０分の間は常に一点を見つめなければならないという事ではなく、フラップを作成する最中やレーザーを照射している最中など限られた時間だけに集中して一点を見つめるだけで良いので安心しましょう。